意外に簡単なケチャップのシミ抜き方法
ケチャップのシミは水溶性の汚れです。だから油溶性のシミよりもずっと簡単に落とすことができるんですよ。
ただし、ケチャップがついてから時間が経過したものやミートソースや酢豚の調理に使ってたんぱく質や油溶性の汚れが含まれるケチャップは落としにくくなってしまうので注意が必要です。
ここでは、ケチャップが服についた時の応急処置や調理の過程でたんぱく質や油溶性の汚れが含まれたケチャップのシミ抜きについてガイドします。
〜目次〜
ケチャップのシミは早めのシミ抜き作業でしっかり落とす!
ケチャップが服やエプロンについた時は水ですぐにもみ洗いをすればシミを防ぐことができます。
外出先でケチャップをつけてしまった時は、乾いたティッシュでぬぐってから水で濡らしたティッシュで汚れをつまんで応急処置をします。
ゴシゴシこすると繊維の奥にケチャップを浸透させてしまうので濡れティッシュに汚れを移すイメージでつまむことがポイントです。
帰宅後は洗濯機に入れる前に台所用中性洗剤をつけたブラシでシミ抜きをすると効果的にシミを落とすことができますよ。
油脂やたんぱく質が含まれるためシミが濃く残ってしまう心配があります。
応急処置はケチャップと同じ手順で行いますが、時間が経つと非常に落としにくくなるシミになってしまうので早めの染み抜き作業が重要になります。
シミ抜き作業が早ければ早いほどきれいに落とすことができますよ。
ケチャップのシミ抜き作業に必要な道具はコレ!
- メイク落とし用クレンジング
- 台所用中性洗剤
- シミ抜きブラシまたは歯ブラシ
- キッチンペーパーまたは古布
- スチームアイロン
- 酸素系漂白剤
一方、ミートソースや酢豚などは油脂やたんぱく質が加わるため落としにくいシミになってしまいます。
口紅などの油溶性の汚れを落とすのが得意なメイク落とし用クレンジングでいったん汚れを浮かせるとシミが落としやすくなります。
シミはブラシで叩いて落とすのが基本!デリケートな衣類は綿棒やコットンを巻いた割り箸などを用意するのもおすすめですよ。
また、スチームアイロンの蒸気は洗剤を繊維に浸透させてシミを分解する効果が期待できます。
ヤケドに注意しながら短時間で済ませるのがコツです。
頑固に残ってしまったケチャップのシミ抜きには、色柄物にも使える酸素系漂白剤を使いましょう。
ケチャップのシミを落とす手順とコツ
まずは衣類についている洗濯表示をチェック!家庭の洗濯機で洗えるかどうかを確認してくださいね。
シミ抜きの前に色落ちしないかどうかのテストも忘れずに行ってください。
洋服の裏側の縫いしろなどの目立たない部分に、少量のクレンジングや中性洗剤をつけます。
数分置いてからキッチンペーパーや古布で叩いてみて色落ちを確認してください。
色が移るものはシミ抜き作業で色落ちする可能性が高いのでクリーニング店やシミ抜き専門業者へ依頼しましょう。
普通のケチャップのシミを落とす方法
キッチンペーパーに汚れが移るので、少しずつずらしながらキレイな面がシミに当たるようにしましょう。
ケチャップは水溶性の汚れなので2〜3の作業を繰り返すだけでほぼシミを取り除くことができます。
油脂やたんぱく質が含まれるケチャップのシミを落とす方法
キッチンペーパーに汚れを移します。汚れた面はこまめに換えて汚れが逆流してこないように気をつけましょう。
ケチャップの成分が浮き出なくなるまで2〜3を繰り返します。
まだシミが目立つようなら、スチームアイロンの蒸気を当てます。
同じ箇所に蒸気を3秒以上当てないようにして生地が傷まないようにしましょう。
蒸気を当てたらキッチンペーパーで叩き、シミが目立たなくなるまで蒸気を当てることを繰り返します。
この方法はアイロン不可の素材や温度表記がある衣類には向いていませんから、必ず洗濯表示をチェックしてから行ってくださいね。
【参考】ケチャップの染み落としにはこんな方法も。
おうちで簡単シミ抜き!マグカップを使ったシミ抜きテクをプロが伝授 - リネットマガジン
ケチャップ?の染み抜き方法を教えてください - Yahoo!知恵袋
45℃程度のお湯に酸素系漂白剤を入れシミがついた衣類を30分ほどつけ置きします。その後洗濯機でいつも通りに洗います。
酸素系漂白剤は温度が高いお湯の方が効果を発揮しますが、あまり温度が高すぎるとかえって漂白効果が落ちるという実験結果があるそうです。
熱めのお風呂のお湯がひとつの目安になります。
また、トマトに含まれる赤い色素のリコピンは紫外線で分解されてきます。
ケチャップのシミがついた服を洗濯機にかけて外干しするだけでもシミ抜き効果が得られるのならお手軽ですね。
ケチャップのシミ抜きが面倒な方はクリーニングで!
小さなケチャップのシミのために、スチームアイロンの蒸気を当てたりわざわざ酸素系漂白剤を買ったりするのが面倒!
でもお気に入りの洋服をまだ着たいというな方には宅配クリーニングが手軽です。
ここ数年、宅配クリーニングのニーズが高まっていて各社様々なサービスを用意しています。
ボタンつけや毛玉取りといった細かな作業の他、次のシーズンまで衣類を保管してくれるサービスもあります。
うっかりついてしまったケチャップのシミはもちろん、自分が気づかないうちについてしまったシミまで無料でチェックしてくれるのが宅配クリーニングの「リネット」です。
クリーニング店へシミのついた衣類を持ち込む場合は、口頭でシミ抜きを依頼する部位を伝えてスタッフがチェックするという手順が一般的です。
「リネット」は集荷した衣類を全て検品しシミ抜きが必要な箇所があるかどうか職人がチェックしてくれた上で結果をメールで報告してくれます。
クリーニング店へ衣類を持ち込む手間もシミ抜きを依頼する手間もかからないのが嬉しいですね。