油のシミは水洗いでは落ちにくく、洗濯機で洗ってもシミの輪郭だけ残ってしまうことがあります。油は水と混じらない性質があるため、油汚れには油を使ったシミ抜きが効果的です。
この記事では、調理油のシミを自宅で落とす方法と、灯油・機械油など油の種類ごとの対処法を解説します。
油のシミの特徴:輪ジミになりやすい
油は水と混じらないため、普通に洗濯機で洗うと油のシミが落ちきらず、シミのふちがくっきり残る輪ジミになりやすいのが特徴です。
調理油のほか、ドレッシングに含まれるオリーブオイルやごま油も同様に輪ジミになりやすいので注意してください。
応急処置
- おしぼりやウェットティッシュでゴシゴシこすらない(油を繊維の奥に押し込んでしまう)
- 乾いたティッシュやキッチンペーパーでシミを上から押さえ、油を吸い取る
- 水洗いはしない(輪ジミの原因になる)
応急処置で油を吸い取ったら、なるべく早く以下のシミ抜きを行ってください。
油のシミ抜きに必要な道具

- メイク用クレンジングオイル(オイルタイプ推奨)
- 台所用中性洗剤
- シミ抜きブラシまたは歯ブラシ
- キッチンペーパーまたは古布
メイク用クレンジングオイルは、ファンデーションや口紅などの油性汚れを落とすのが得意な洗浄剤です。油とよくなじむ性質があるため、衣類の油ジミにも効果的です。リキッドやクリームよりもオイルタイプがおすすめです。
油のシミを落とす手順
まず洗濯表示をチェックしてください。洗濯機で洗えないものはクリーニング店に依頼しましょう。また、目立たない場所で色落ちテスト(クレンジングオイルと中性洗剤を少量つけて5分待ち、ティッシュで押さえて色移りを確認)を行ってから作業してください。
- シミの下にキッチンペーパーを敷く
- クレンジングオイルをつけたブラシでシミをトントンと叩く
- キッチンペーパーをずらしながら、油が浮いてくるまで叩く
- ブラシを洗い、台所用中性洗剤をつけて同じように叩く
- キッチンペーパーに汚れがつかなくなるまで繰り返す
- ぬるま湯で部分洗いする
- 洗濯機で仕上げ洗いをする
輪ジミを防ぐため、シミのふちや周囲も叩いておきましょう。油が繊維の裏まで浸透している場合は、表面と裏面の両方からシミ抜き作業を行ってください。
灯油・機械油のシミ
灯油のシミ
灯油を衣類にこぼしてしまった場合は、まず風通しのよい場所で乾かして揮発させてください。灯油は揮発性があるため、乾かすことでシミは目立たなくなり、臭いもほとんど残りません。それでも気になる場合はドライクリーニングで対応できます。
自転車・バイクの機械油のシミ
機械油は黒くべったりと残り、家庭でのシミ抜きは非常に難しいです。クリーニング店やシミ抜き専門店に相談することをおすすめします。
作業着など多少の汚れが残ってもかまわない衣類であれば、食用油をシミに塗って機械油をなじませ、台所用中性洗剤で叩いて落とす方法があります。ただし完全に落とすのは難しいので、仕上がりに期待しすぎないようにしてください。
油のシミ抜きが面倒ならシミ抜き無料の宅配クリーニング
クレンジングオイルを使ったシミ抜きは手間がかかりますし、繊維に浸透した油汚れは両面から作業する必要があります。忙しい方やお気に入りの衣類を傷めたくない方は、シミ抜き無料の宅配クリーニングにプロに任せるのが確実です。
油をこぼしてから日数が経ち、繊維が変質したものは無料シミ抜きの対象外になることがあります。なるべく早くクリーニングに出しましょう。
シミ抜き無料の宅配クリーニング全体の比較は「シミ抜き無料の宅配クリーニング比較」をご覧ください。

まとめ
油のシミは水では落ちません。クレンジングオイルで油をなじませてから台所用中性洗剤で叩き出すのが基本です。応急処置では乾いたティッシュで吸い取り、ゴシゴシこすらないようにしてください。
シミ抜きが面倒な方や、機械油のような頑固な汚れがある場合は、シミ抜き無料の宅配クリーニングを活用しましょう。
