※本ページはプロモーションを含みます。製品情報・料金は2026年7月30日に各社公式サイトで確認したものです。
エアウィーヴは「自宅で洗えるマットレス」として販売されています。実際に公式サイトにも、カバーは洗濯機で、中材は水洗いできると書かれています。
ところが、いざ洗おうとすると多くの人がここで止まります。洗うこと自体はできても、洗い場と乾かす場所を確保できないからです。
そしてプロに任せようと調べると、今度は別の壁にぶつかります。布団の宅配クリーニングの多くが、エアウィーヴを取り扱っていません。
この記事では、公式が認めている洗い方を整理したうえで、自宅で洗うかクリーニングに出すかをどう判断すればよいか、そして出せる業者はどこなのかをまとめます。
エアウィーヴは公式に「洗える」寝具

まず前提を確認します。エアウィーヴの中材はエアファイバー®という素材で、公式サイトによるとポリエチレンを原料とした樹脂です。繊維のあいだが空洞になっているため、水を通しても素材が水を吸い込みません。これが「洗える」と言い切れる理由です。
ここは重要な前提なので押さえておいてください。エアウィーヴはウレタン(低反発・高反発)ではありません。あとで触れますが、この違いがクリーニング業者を探すときに関わってきます。
カバーとパッドは洗濯機で洗える
公式のお手入れ方法では、カバー(上・下)とパッドはそれぞれネットに入れて洗濯機で洗えるとされています。洗濯機のコースは毛布コース(大物コース)が推奨されています。
Warm面とCool面に分かれているカバーは、必ず別々に洗濯します。分かれていないものは、表の状態でファスナーを閉じて洗います。乾かすときは日光が当たらない風通しのよい場所に干します。
なお、カバーはタンブラー乾燥と漂白剤の使用が不可です。乾燥機で回すとカバーが縮み、本体に付けられなくなります。
中材のエアファイバーはシャワーで洗い流す
中材の洗い方は、公式サイトでは次のように案内されています。
| 項目 | 公式サイトの記載 |
|---|---|
| 水温 | 40℃以下のぬるま湯 |
| 洗剤 | 中性洗剤を薄めたもの |
| 洗い方 | シャワーで洗い流す(手洗い) |
| 洗濯機・乾燥機 | 使用不可 |
| 乾かし方 | ほこりの少ない環境で陰干し。天日干しは避ける |
浴室にエアファイバーを立てかけ、シャワーで上から流していく、というのが基本の形です。中に水が溜まらないので、洗剤を残さないよう流し切ることを意識します。
やってはいけないこと
エアウィーヴの扱いで注意すべき点は、ほぼすべて「熱」に関するものです。ポリエチレン樹脂は熱で変形します。一度形が崩れると元には戻りません。

公式が避けるよう案内していること
- 40℃を超えるお湯で洗う
- 乾燥機にかける(中材・カバーとも不可)
- 布団乾燥機を使う(※四季布団シリーズは耐熱強化モデルのため使用可)
- 天日干しにする(洗ったあとの中材は陰干し)
- 中材を洗濯機に入れる
「早く乾かしたい」という気持ちから乾燥機や布団乾燥機に手を伸ばしてしまうのが、もっとも多い失敗です。エアウィーヴを買い替えることになる原因は、汚れではなく乾かし方だと考えておいてください。
洗えるはずなのに、自宅では洗いきれない理由
手順そのものは単純です。ぬるま湯で流して陰干しするだけです。それでも自宅で完結しない人が多いのは、手順の難しさではなく場所と時間の問題だからです。
浴室にシングルサイズが入りきらない
エアウィーヴのマットレスパッドはシングルでも幅約100cm×長さ約195cmあります。これを一般的なユニットバスの中で立てて、両面にシャワーを当てて洗う作業を想像してみてください。
浴室の壁に押しつけるようにして洗うことになるので、自分もびしょ濡れになります。しかも裏返して反対側を洗うときに、狭い浴室の中で大きな板を回転させる必要があります。
ポータブルタイプや三つ折りタイプなら分割して扱えるので現実的です。難しくなるのは、分割できない一枚もののパッドやベッドマットレスです。
いちばんの壁は「乾かす場所」
洗うこと以上に難しいのが乾燥です。条件を並べると、次のすべてを満たす場所が必要になります。
エアウィーヴを乾かすために必要な条件
- 直射日光が当たらない(天日干し不可のため)
- 風が通る(陰干しで乾かすため)
- ほこりが少ない
- 幅1m・長さ2mのものを立てかけられる広さがある
- 水が垂れても問題ない
「日陰で、風が通って、広くて、濡れてもいい場所」というのは、実際に探すとかなり限られます。ベランダは日が当たり、室内は風が通らず、浴室乾燥は熱がこもります。
エアファイバーは水を吸わないので、羽毛布団のように中まで湿気が残ることはありません。それでも表面の水が切れて完全に乾くまではその場所を占領し続けることになります。
冬と梅雨はそもそも向かない
陰干しで乾かす前提なので、気温が低い時期と湿度が高い時期は乾きが極端に遅くなります。冬に洗って生乾きのまま使い始めると、においやカビの原因になります。
自宅で洗うなら、気温が高く湿度が低い時期を選ぶのが前提条件です。逆に「今すぐ洗いたい」「季節を選んでいる余裕はない」という場合は、自宅洗いは無理があります。
プロに出したいが、出せる業者がほとんどない
では宅配クリーニングに任せよう、となります。ところがここが最大の落とし穴です。布団の宅配クリーニングの多くが、エアウィーヴを引き受けていません。
当サイトで比較している布団クリーニング5社について、公式サイトの記載を確認した結果が以下です。
| 業者 | エアウィーヴの取り扱い | 公式サイトの記載 |
|---|---|---|
| リナビス | 対応(製品名を明記) | ホームマットレスパッド/スマート Z01/ピローをコース料金内で対応(一部製品に限る) |
| フレスコ | 記載なし | エアウィーヴについての記載を確認できず |
| ふとんリネット | 記載なし | 取扱除外品に「マットレス」「低反発マットレス」「ムアツ布団」 |
| せんたく便 | 記載なし | ふとんパックの対象品目にマットレス類の記載なし |
| ホワイト急便 | 記載なし | 取扱除外品に「マットレス」「ウレタン素材(低反発素材・高反発素材)」 |
つまり5社のうち、エアウィーヴを名指しで受け付けているのはリナビスだけです。
「ウレタン不可」はエアウィーヴ不可を意味しない
ここで先ほどの素材の話が関わってきます。除外品リストに並ぶ「ウレタン素材(低反発・高反発)」は、厳密にはエアウィーヴを指していません。エアファイバーはポリエチレン樹脂で、ウレタンとは別の素材です。
ただし、多くの業者の除外品リストには「マットレス」がそのまま載っています。マットレスパッドがこの「マットレス」に含まれるかどうかは、公式サイトの記載だけでは判断できません。
したがって、リナビス以外に出したい場合の答えは「公式に記載がないので、注文前に問い合わせて確認する」になります。「ウレタン不可と書いてあるだけだから大丈夫だろう」と判断して送るのは避けてください。除外品を送ってしまった場合、返送されるうえに返送の送料が自己負担になる業者もあります。
リナビスなら対応3製品がコース料金内
リナビスの布団クリーニングは、公式サイトで対応品目としてエアウィーヴの製品名を挙げています。
リナビスが対応するエアウィーヴ製品
- エアウィーヴ ホームマットレスパッド
- エアウィーヴ スマート Z01
- エアウィーヴ ピロー
この3製品は布団1枚分としてコース料金内で洗えます。追加料金は発生しません。ただし公式にも「一部製品に限ります」と書かれているとおり、この3製品以外は対象外です。ベッドマットレス(S01〜S06など)や四季布団シリーズについては記載がないため、対象になるとは考えないでください。
手元のエアウィーヴがどれに当たるか分からない場合は、本体側面のタグか購入時の保証書で製品名を確認してから申し込みます。
料金と、見落としやすい追加費用
リナビスの布団クリーニング(12ヶ月無料保管付き)の料金は次のとおりです。集荷キット代550円を含んだ総額で記載しています。
| 枚数 | 料金(税込・集荷キット550円込み) |
|---|---|
| 1枚 | 10,950円 |
| 2枚 | 15,240円 |
| 3枚 | 16,950円 |
| 4枚 | 20,550円 |
2回目以降は集荷キットが不要になるため、550円引きになります。送料は本州・四国・九州が無料、北海道・一部離島が2,090円、沖縄が6,050円です。
そしてエアウィーヴを出すときに必ず知っておくべき追加費用があります。圧縮です。
圧縮「希望しない」の選択が必要
- リナビスは通常、洗い上がった布団を圧縮加工して返送する
- 公式サイトに「電気毛布・エアウィーヴなどの圧縮ができない商品が含まれる場合は『希望しない』を選択してください」と明記されている
- 圧縮を「希望しない」は+3,300円(税込)のオプション
エアウィーヴを含めて注文する場合、この「希望しない」を選ぶよう公式が案内しています。エアウィーヴが含まれる場合にこの3,300円が免除されるという記載は公式にありません。予算としては加算されるものとして見積もっておくのが安全です。金額が大きいので、注文画面で確定金額を確認してから進めてください。
ここから分かるのは、エアウィーヴ1点だけを出すと1点あたりのコストがかなり高くなるということです。1枚コース10,950円に圧縮オプションが乗る形になります。
一方、冬物の掛け布団や毛布と一緒に2〜4枚コースで出せば、1枚あたりのコース料金は大きく下がります。4枚コースなら1枚あたり約5,100円です。エアウィーヴを出すこと自体が目的でも、ほかに洗いたい布団があるならまとめて出すほうが確実に得になります。
各社の料金を横並びで比べたい方は「布団の宅配クリーニング料金相場とおすすめ5社比較」をご覧ください。
12ヶ月保管との相性
リナビスの布団コースには最大12ヶ月の無料保管が付きます。ただしエアウィーヴについては、この保管を使うかどうかは少し考えたほうがよいところです。
エアウィーヴは通年で使う寝具です。冬物の掛け布団のように「洗ってそのまま次の冬まで預ける」という使い方には向きません。洗ったらすぐ返してもらうのが基本になります。
保管が生きるのは、エアウィーヴは返してもらい、一緒に出した冬物だけを預けるという組み合わせです。同じ注文の中で品物ごとに扱いを変えられるかは注文時に確認が必要ですが、まとめ出しの狙いどころとしてはここになります。
出す前に確認する3つのこと
エアウィーヴをクリーニングに出すときは、申し込む前に次の3点を確認してください。どれも後から取り返しがつかない項目です。
- 製品名(型番) — 対応3製品に当てはまるか。タグや保証書で確認する
- 圧縮の設定 — 「希望しない」を選ぶ。ここを間違えると圧縮されて戻ってくる可能性がある
- 保管を使うか — 通年使う寝具なので、原則は洗ってすぐ返却
とくに2つめの圧縮は取り返しがつきません。圧縮されて戻ってきたエアファイバーが元の厚みに戻るかは保証されていません。注文画面で「圧縮して配送」の項目を見つけたら、必ず「希望しない」になっているか確認してください。
自宅で洗う/プロに出すの判断基準
ここまでの内容を、判断できる形に整理します。
自宅で洗ってよいケース
- ポータブルタイプ・三つ折りタイプなど分割して扱えるサイズ
- 日陰で風が通る広い干し場所がある(ベランダに屋根がある、土間や広い脱衣所があるなど)
- 気温が高く湿度が低い季節に作業できる
- 汚れが表面のほこりや軽い汗程度
クリーニングに出したほうがよいケース
- 分割できない一枚もののマットレスパッド
- マンションで干す場所を確保できない
- 冬・梅雨など乾かしにくい時期に洗う必要がある
- 汗じみやにおいが染みついていて、流すだけでは落ちない
- ほかにも洗いたい布団や毛布がある(まとめると1枚あたりが下がる)
- 重いものを持ち上げる作業自体が負担
境目はシンプルです。「日陰で風が通る場所に、幅1m×長さ2mのものを乾くまで置けるか」——ここに答えられるなら自宅で洗えます。答えられないなら、洗える素材であってもプロに任せたほうが確実です。
なお、エアウィーヴは通気性が高くダニが繁殖しにくい構造とされていますが、それでも汗と皮脂は蓄積します。ダニ対策の考え方は「ふとん丸洗いのダニ除去率と防ダニ加工の比較」で整理しています。
まとめ
エアウィーヴは公式に洗える寝具です。カバーとパッドは洗濯機で、中材のエアファイバーは40℃以下のぬるま湯と中性洗剤で手洗いし、陰干しします。避けるべきことは熱に集約されます。乾燥機・布団乾燥機・天日干しは使わない——これだけ守れば素材を傷めることはありません。
ただし「洗える」ことと「自宅で洗いきれる」ことは別です。ネックになるのは洗剤や手順ではなく、幅1m×長さ2mのものを日陰で乾かす場所です。ここが確保できないなら、無理をせずクリーニングに出す判断で構いません。
そのとき問題になるのが、エアウィーヴを受け付ける業者がほとんどないことです。布団クリーニング5社を確認した限り、製品名を明記して対応しているのはリナビスだけでした。ホームマットレスパッド/スマート Z01/ピローの3製品が、布団1枚分としてコース料金内で洗えます。
申し込むときは圧縮を「希望しない」に設定することを忘れないでください。そして冬物の布団と一緒に出せば1枚あたりの料金が下がります。エアウィーヴ1点だけを出すのはもっとも割高な使い方になります。
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