マフラーを自宅で洗ったら縮んでしまった、歪んでしまった――そんな経験はありませんか。マフラーはデリケートな素材が使われているものが多く、洗い方と干し方にコツがあります。
この記事では、素材ごとの洗い方・干し方・失敗したときの対処法をまとめました。高価なカシミヤやシルクのマフラーをプロに任せたい方向けに、宅配クリーニングの選択肢も紹介しています。
洗う前にマフラーの素材と洗濯表示を確認する
マフラーを洗う前に、まずタグの洗濯表示を確認しましょう。「手洗い可」のマークがあれば自宅で洗えます。「ドライクリーニング」のみの場合はクリーニング店に任せたほうが安全です。

素材によって洗剤の選び方や注意点が異なります。
アクリル・ポリエステルのマフラー
化学繊維のマフラーは比較的丈夫で洗いやすい素材です。ただし静電気や毛玉が起きやすいという特徴があるため、おしゃれ着用の中性洗剤(エマール・アクロンなど)で洗い、柔軟剤で仕上げると静電気防止・毛玉防止の効果が高まります。
洗濯機の手洗いコースやドライコースで洗えますが、洗濯ネットに入れるのを忘れずに。

ウールのマフラー
ウール(羊毛)はアクロンやエマールなどウールマーク承認の中性洗剤で洗うのが基本です。弱アルカリ性の洗剤(アタック・アリエールなど)を使うと、ウール特有の風合いが損なわれるので避けてください。
洗濯機で洗う場合は必ず手洗いコース・ドライコースを選び、脱水は短め(30秒〜1分程度)にしましょう。
カシミヤのマフラー
カシミヤはカシミアヤギの毛が原料の高級素材です。自宅で洗うことも可能ですが、必ずおしゃれ着用の中性洗剤を使ってください。弱アルカリ性の洗剤を使うとしっとりした風合いが失われます。
高価なカシミヤマフラーは、万が一の縮みや風合い変化が心配な方はクリーニング店に任せたほうが安心です。
※「カシミア」と「カシミヤ」は同じ素材(cashmere)です。消費者庁の品質表示ではカシミヤと表記されています。
「毛」と表示されているマフラー
タグに「毛80% アクリル20%」と書かれている場合、「毛」はウールとは限りません。ウール・アンゴラ・カシミヤ・アルパカ・モヘヤなど、何らかの動物の毛が使われていることを意味します。
自宅で洗う場合は、カシミヤやウールと同じように中性洗剤で優しく洗いましょう。
シルクのマフラー
シルクはエマールやアクロンで洗えますが、洗濯機は避けて手洗いをおすすめします。洗濯機で洗うと糸がつれたり光沢が失われたりする心配があります。ぬるま湯で押し洗いし、すすぎも優しく行ってください。

麻のマフラー・ストール
麻は春夏のUV対策用マフラーやストールによく使われる素材です。綿や化繊と同じように通常の洗剤で洗えますが、脱水をしすぎるとシワシワになるため、脱水時間は短めに設定してください。縮みや色あせが心配な場合は、おしゃれ着用の中性洗剤がおすすめです。
マフラーの干し方
マフラーは型崩れを防ぐために、平干しまたはM字干しで乾かしましょう。ハンガーにかけて吊るすと自重で伸びてしまいます。

平干し
平干し用のネット(100均やAmazonで購入可能)の上にマフラーを広げて乾かします。場所を取りますが、型崩れの心配がいちばん少ない方法です。
M字干し
物干し竿2本、またはハンガー2〜3本を使い、マフラーをM字にかけて干す方法です。平干しスペースがないときに便利です。
- 干す前に手で軽くたたいてシワを伸ばす
- フリンジつきのマフラーは、フリンジが絡まないよう形を整えてから干す
- 乾いた後にシワが気になる場合は、アイロンの面を直接当てず、スチームだけを当てるか、当て布をして軽くプレスする
マフラーの洗濯に失敗したときの対処法
洗剤の選び間違い、脱水のしすぎ、干し方の失敗などで、マフラーが縮んだり型崩れしたりすることがあります。
ウールやカシミヤなどの天然繊維が縮んでしまった場合は、ヘアトリートメント(またはコンディショナー・柔軟剤)で元に戻せる可能性があります。
- 洗面器にぬるま湯をはり、少量のヘアトリートメントを溶かす
- 縮んだマフラーを30分ほどつける
- 洗濯ネットに入れて脱水を30秒ほどかける
- 形を整えて平干しまたはM字干しで乾かす
ヘアトリートメントの成分が繊維を整えて、縮みや型崩れを戻す効果が期待できます。ウールは人間の髪の毛と似た構造をしているため、この方法が有効です。ただし化学繊維(アクリル・ポリエステル)の縮みには効果が薄いため注意してください。
処分する前にダメ元で試してみる価値はありますが、それでも元に戻らない場合は、この後紹介するプロのクリーニングに相談するのも手です。
デリケートなマフラーは宅配クリーニングが安心
カシミヤやシルクなど高価な素材のマフラーは、自宅で洗うリスクを考えるとプロに任せたほうが安心です。近所のチェーン店でも洗えますが、生地や素材に合わせた洗い方や自然乾燥に対応してくれる宅配クリーニングなら、品質面での安心感があります。
マフラーだけでなくコートやセーターなどの冬物と一緒にまとめて出せるのも、宅配クリーニングの便利なところです。
| サービス | 料金タイプ | 特徴 |
|---|---|---|
| リナビス | パック料金制 | 自然乾燥で風合いを守る仕上げ。シミ抜き・毛玉取り・ボタン修理・保管が無料 |
| リネット | 単品料金制 | マフラー1枚だけでも出しやすい。無料シミ抜きあり |
| せんたく便 | パック料金制 | しみ抜き・毛玉取り・ボタン補修が無料。最長11か月保管 |
冬物をまとめて出す場合はパック料金制(リナビス・せんたく便)がお得です。マフラー1枚だけ出したい場合は単品料金制のリネットが使いやすいでしょう。
各サービスの詳細はリナビスの詳細ページ・リネットの詳細ページ・せんたく便の詳細ページで確認できます。保管付きの宅配クリーニングを比較したい方は保管付き宅配クリーニングおすすめ比較もあわせてご覧ください。
まとめ
マフラーの自宅洗いは素材に合った洗剤選びと干し方がポイントです。アクリルやポリエステルは中性洗剤と洗濯機の手洗いコースで問題ありませんが、ウールやカシミヤは縮みに注意が必要です。シルクは手洗いが基本です。
高価な素材のマフラーや、洗濯に失敗して縮んでしまったマフラーは、素材に合わせた洗い方をしてくれる宅配クリーニングを検討してみてください。コートやセーターと一緒にまとめて出せば、衣替えの手間も減らせます。
